NANO-MUGEN FES. 2025に2日間行ってきました!! フェスデビュー、超~~~楽しかったです!!!!
「日本一敷居の低いロックフェス」のコンセプトに偽りなく、屋内・座席あり・指定席は飲食物持ち込みOK・出入り自由なのが本当にありがたかったです。めちゃくちゃ楽しかった!!!! 11年ぶりの開催、本当にありがとうございました!!!!!
Day1 5/31
ちょっとの雨の予報だったはずが、起きたらめちゃくちゃな荒天で風も強く、慌てて服を総取っ替えした。サーフフーディー、本当にありがたいよ……と思いつつ家から着て行ったところ、なんと電車にサーフフーディーのカップルが! 3人のオソロになってしまったのが勝手に気まずく、こっそり上着のチャックをしめた。
10:40に会場入り。LEVEL3かつトイレも売店も近いから大丈夫だろうと余裕をかまして売店に並ぶも、意外と進みがゆっくりで、ヒヤヒヤしながら待った。飲み物を駅で買っておくのを忘れたのでお茶と、食いっぱぐれないようにカツサンド、そしてビールを買い、急いで席へ。
LEVEL3、近い!! 席があるのって本当にありがたいよ……。Kアリーナでメインステージ/サイドステージってどうやるの? と思ってたんですが、左側がミニステージみたいになっているのを見て、なるほどね~と思った。交互にステージをやることでその間に楽器の転換をやるの、上手いな……と思いながら見ていた。
■ASIAN KUNG-FU GENERATION ACOUSTIC SET
会場の明かりが落ちてワーッと歓声が上がる。登場する4人と万雷の拍手、インドネシア公演が中止になったことを思うともうこれだけで胸が詰まってしまう。ライブに行けるのって当たり前じゃないんだよな……というのはコロナ禍で実感したことだったけど、ライブを開催してもらえるのもまた当たり前のことではないんだよな……。
1曲目の「ブルートレイン」、歌い出しのゴッチの声がとっても伸びやかで、もう始まった瞬間に最高!!!!!! となった!!!! アコースティックバージョンとても良い~!!! Kアリーナの音響だとほんと音がきれいに響いてすごくいいな……とるんるんしていたところ、間奏でさざなみのように手拍子が広がっていき、なんかもう胸に迫ってこれだけで泣いた。
2曲目の「ソラニン」で、いきなりスペシャルゲストでリーガルリリーのたかはしほのかさん登場。女性ボーカルが入るといきなりまた雰囲気が変わるの、ライブならではで良い~!! アコースティックなので音と声がよく聴こえて染み入る。たかはしほのかさん、声が素敵でした。間奏で拍手がワーッとなるの、あったかくて本当に良い、最高だよ……。このジャカルタ公演中止後のタイミングに、ゴッチが「(インドネシアは)若いバンドと回りたかった、こういう機会をありがとう」と言うの、泣いちゃうよ……。
3曲目「MAKUAKE」、本当にありがとう!!!!!!! 「もう今日何回やるかわからない、みんなも何回か聞くかも」と言っていて笑った。めちゃくちゃ良い、私は「MAKUAKE」のオーケストラのファンファーレ感に泣いているのですが、アコースティックだとなんかまた別の角度から胸に迫りすぎて泣く。「人生は何度でも幕開けられる」…………。
■ストレイテナー
音楽が上手い!!!!!!!!(それはそう)生で聴いたの初めて&ほぼ赤子の履修状態なので、本当にすみませんという粒度の感想なのですが、ちゃんと後日復習するので……。曲わからないながらにめちゃノリノリだった自覚はあるから許して……。
「次でラストのはずなんですが、時間が全然まだある……」と笑いながらホリエさんが話してくれた小話が、ゴッチと藤枝のスタジオの件でサシ飲みしたら2人で泥酔し、ELLEGARDENの細美さんに電話したら家にいるから来いと言われ、それでみんなでしこたま飲んでいたらだんだん社会のマジな話になり、そのうちだんだん意見が食い違って論争になり、酩酊しているゴッチをタクシーに押し込んで家に帰した、意見は違えどそうやって色々話せる相手がたまたま同じ時代にバンドをやっていて、こうやって交流があり、とてもありがたい(要旨)という話で、よ、良すぎる………………となった。かっこいい大人たちがたくさんいること、そして当たり前にそういう話をしているという話をしてくれるの、本当にありがたいよ……。
ラストが「Merodic Storm」で、ウワ~~~!!!!! となった!!!! しいらさん、重要情報を事前に教えてくれて本当にありがとう、めちゃくちゃ良かった……万感こもってほんとにグッときてしまった……。ちゃんと覚えていって良かったです……!!
スタンディング指定席、最初は立っている人が少なくて心細いとともに最前列じゃん!(?)という感じだったんですが、だんだん立ってる人も増えて、会場のボルテージが上がっていくのわかって、これが……フェス!!!!! と幸せな気持ちになった。楽しすぎ!!!!!
最後まで拍手で見送って、会場が明るくなった瞬間にトイレにダッシュしたのでほぼ並ばずに行けた。トイレ近くの座席、本当にありがたいことです。
■THE YOUNG PUNX
会場を煽って盛り上げるのが上手くて、曲を知らなくてもめちゃくちゃ楽しかった! DJのいるクラブってこういう感じなんだろうな……行ったことないけど……。
途中のMIXで「アンダースタンド」が入ってテンション上がった!
いつの間にか人数が増えてたりニワトリマスク被った人がいたりして、海外の風を感じた。あと流れてるアニメ映像がずっとシュール。
このへんでおなかが空き、合間の時間にカツサンドを食べた。買っておいてよかった。
VOICE OF BACEPROTの呼び込みのとき、アジカンの4人がステージへ。3人はオレンジのスーベニアシャツだけど、潔だけ別のTシャツ。全員で同じシャツ着ようねって言ってたのに!(笑)ていうフリから、潔がインドネシアに行ったときにバチェプロと会ってご飯食べたときにもらったTシャツだったというエピソードを経て、舞台へ呼び込み。
■VOICE OF BACEPROT
最初のイントロのドラムがめちゃくちゃ力強くて一気に掴まれてしまった。3人の演奏が本当にパワフルでエネルギッシュで、すごくかっこいい。
日本語でも英語でも歌詞のリスニング能力が壊滅的なので歌詞をちゃんと見ながら聞き直したいな……なのですが、歌詞は反戦から環境問題までかなり直接的な印象で、言いたいこと、伝えたいことを音楽に託してぶつけてきている感じがすごく……、すごく良かったな。その前にストレイテナーが社会の話をしていたのもあいまって……。
「日本にくるのを楽しみにしていたので…………I forgot.(マネージャーがメモを持ってくる)日本にくるのを楽しみにしていたので、すごく嬉しいです!」と日本語で言ってくれたり、ドリンクの蓋が開かないよ! とマネージャーを召喚していたり、最後に客席との写真を撮るときのきらきらした笑顔とか、そういう一見したところから受けるかわいらしいチャーミングな印象の下にふつふつと滾る彼女たちの思いとか葛藤とかを垣間見たような、むき出しのエネルギーをぶつけられたような。なんかすごい経験だった。聴けて良かったです。
■KIYOSHI’S KITCHEN
おなかすいた! 食べないと持たない!! と抜けて潔さんのカレーを食べに向かったのですが、遠い!!! 風やばい!!!
列が蛇腹折りのところまで進むと一気に寒さを感じなくなり、皇帝ペンギンのやつだ……と思うなどした。
結局3時間……並んだ……。もっと早くに抜けるなら抜ければ良かった……という後悔のせめぎあいだったけど、でもこれでようやく潔さんのカレーが食べられて人生のスタンプラリーが1つ押せるからまあいいか……てかそもそもちゃんと食べておかないと夜まで持たないし……と思い、初志貫徹で並んでいた。
ずっとアジカンの曲が流れていて、「Re:Re:」とか「出町柳パラレルユニバース」とか流れると周囲のみんなが少し体を揺らしていてうふふとなった。並んでいるとき、周りの人たちがお目当てのバンドの話をしるのが聞こえて楽しかった。流れてくる音楽や会話に耳を傾けたり、「Wonder Futureってもう10年前らしいよ……」「10年前……」と話している男性2人の会話を聞いて一緒に10年前……!?!!? と卒倒しそうになったり、ナノムゲンと万博の日記書いてたので意外と3時間並ぶことが普通にできてしまい、時計を見ると確かにすごい時間が経っているんだけど、体感はそこまで……みたいな感じだった。アドレナリンが出ているので時空が歪んでいた説ある。6/1は晴れているがゆえに日向はかなり暑くて、晴れてたら並ぶの絶対無理だったな……と思ったので、適度な天気の悪さ(大荒れではないがずっと曇っていて風があり、時折雨がぱらつき、ちょっと肌寒いくらい)がかえってよかったのかもしれない。ていうか、これだけ並んでいるのに、私の周りは誰もイライラしてたり不機嫌になっていなくてすごい!! と思った。
カレー、美味しかったです!! ソーセージもつけてガッツリ食べられたのでおなかいっぱいになった。感想の順番が前後するんですけど、6/1のアジカンのときにスペシャルゲストで参加したくるりの岸田さんが「Little Lennon」のときに「カレーうまそうやな」と言って一笑いあったのですが、くるりのステージのときにドリンクを飲みながら「うまいわこのカレー。潔くん結局持ってきてくれんかった」とぼやいていらして笑った。岸田さん、カレー食べられただろうか……。
スタンディング指定席は食べ物持ちこみOKだったので、入り口入ってすぐの壁際のところでカレーをかきこんだ。手元は暗くてほぼ見えていなくて、斎藤工に怒られる……と思いながら食べていたのですが(「火村英夫の推理」のドラマスペシャルで斎藤工さん演じる火村が「カレーとライスの配分を考えずに食べるなんてあり得ない」という話をしているシーンがあり、なぜかとても印象的で、それ以来ずっと毎回、このままだと斎藤工に怒られる……という緊張感とともにカレーを食べている)、ほぼ同タイミングでカレーもごはんも終わり、いつも私は視覚に頼りすぎなのかもしれない……という謎の自省があった。
■ELLEGARDEN
慌てて食べ終えてゴミを捨てて戻ってからは、同じ壁際でようやくノリノリで楽しめた! 演奏がアツくてめちゃくちゃ最高!!! カレーとともに会場に入ったとき、なんかもう扉を開けた瞬間にブワッと熱気が押し寄せて、なんかすごかった……!! たぶん半分くらいから見られたと思う。モニターでおじさんたちが手繋いで大熱唱してるのが抜かれており、めちゃくちゃ良かったです。
6/1のくるりのときも思ったけど、バンドによってこんなにもファン層の雰囲気って違うんだな……。いやそりゃそうなのですが、同じ日に見ることってなかったからさ……。
細美さんがテンション上がって上の服を脱ぎ、「単純だから脱ぐとスイッチ入る」「おまえらもまたスイッチ入れていけよ!」と呼び掛けていたのもアツくて良かった。会場に入ったときはファンの熱気がマジですごすぎて完全に気圧されてしまい、なかなかこれはハードルが高いぜ……と正直思ったのですが、一瞬で気にならないくらいテンションブチ上がっていた。
あとからツイッターでお見かけした感想なのですが、エルレの直前になった途端に再三「ダイブ、モッシュ、サークルモッシュ等危険行為をした場合は一発退場です」と強めのアナウンスがあり、屈強なセキュリティスタッフさんが入場し、細美さんも「ダイブ無しでも楽しめるところを見せてやろう!」って言っていたらしいです。確かにみんな熱気はものすごかったけど、上から見た限りアリーナ内の秩序がちゃんと保たれていて、私が見ていた間おそらく退場者は出ておらず、すごくいいなあ……! と思った。みんなが「ちゃんと」楽しんでいる空間でめちゃくちゃ最高だった……。
「風の日」やっぱりめちゃくちゃいい曲だな……としみじみしたし、「Strawberry Margarita」のときに「おかげで奥さんと仲良くやってます、そんな奥さんとの曲です」って話してから演奏するのもヒャーッとなって良かった。
最後の「虹」の前に「最後の曲は、俺の友達、ゴッチとホリエに捧げます」と言っていたの、私でもめちゃくちゃグッときたので、況んや長年のファンの方々をや……。最初のアコースティックセットのときにゴッチが話していた、テナーとエルレはたまたま同じ時期にバンドを始めて、ライブハウスでバチバチにやりあったりしながらずっと交流がある盟友で、会って顔を見れば安心する、もはや親戚みたいなものという話と、ホリエさんが話していた3人の酩酊話も相まって……。20年以上交流が続いて、しかもいまもみなさんお元気に第一線でバリバリ活動しているの、本当にすごい。どこかの曲間のタイミングで「懐かしい、じゃなくてELLEGARDENを」と言っていたのもかっこよかったです。積み重ねた年月とその上で常に更新されていく今……本当にすごいよ……。
ナノムゲンのおかげで私もエルレの熱風に触れられて超楽しかったです。
後からツイッターで知ったのですが、ちょうど「虹」が終わった頃に、横浜は二重の虹が出ていたらしい。なんかもう……すごいよ……!!!!
■Hovvdy
洋楽にあまり明るくないのですが、どっしりとおおらかに広がる大地というようなサウンドで、とても心地よかった。テキサスから来たよというMCに引っ張られすぎなのかもしれないが……でも日本海側で育った作家と太平洋側で育った作家では描く海が明らかに違うみたいな、なんかそういう……。
ありがとうと日本語で言ってくれるのも、観客の盛り上がりや沸き上がる拍手も、すごくいい雰囲気で、多幸感があった。
私は自分から能動的に聴くのは同じバンドや同じ曲になりがち(サブスクじゃなくてCDとか買った音源データをスマホに入れて聴いているため)なのですが、フェスだとこういう偶発的な出会いもあり、それがこういう場の良さだなあと改めて思った。
■ASIAN KUNG-FU GENERATION
め~~~~ちゃくちゃ良かったです!!!! トリというだけあり超満員で、始まる前から会場が熱気に満ちていた。
始まりは「センスレス」から。年を経るごとに歌詞が染み渡る曲だし、無機質なインターネットとその向こうにいる生身の人間……ということを最近よく考えているので、そういう意味でも改めて噛み締めて聴いた。いま調べたらこれ2006年の曲なんですね……2006年……そう……。SNSでなんか見てしまうたびに(もちろん自分も含め)人間は愚か……という気持ちになるけれど、こうして自分が生身で体験するものが一番力を持っているなと思うし、「MAKUAKE」のインタビューで話していた「『私は絶望しています』みたいな歌はもう、わざわざ歌わなくてもいいでしょって。(略)それでも、生きていることや、未来とか社会に希望を見出していかないとやっていけないよなと」という話にも通ずることだな……と思った。彼らが言いたいこととか伝えたいこと、芯に持っているものって、きっとずっと変わっていないし、これからも変わらないんだろうなとまっすぐ思えることが嬉しい。そういう存在としていてくれることが……。
と割と真面目トーンで聴いていたのですが、「ブラッドサーキュレーター」のイントロがかかった瞬間にテンション爆上がりした!!!!! まじでめちゃくちゃ好きで……!!!!! 本当にかっこいい、ライブで聴くの初めてで、めちゃくちゃ嬉しかったです。大好き!!!!
そしてブチ上がった勢いでいきなり「リライト」。早いよ!!! なんかもう全員テンション爆上がってて、1番のサビから大合唱だった。誇張抜きにKアリーナが揺れるんじゃないかくらいの大合唱で、そんな……もう歌っちゃって大丈夫なんですか!? という気持ちが3割、わかる!!!!! という気持ちが7割くらいだった。そしたら間奏でゴッチが、「みんな、自由に、自分らしく楽しんでほしい」「SNSで、隣の人が歌っていておまえの歌を聞きにきたんじゃないとか色々あるけど、この曲はもう我々の曲というよりみんなの曲だと思ってるんで。この後にみんな大好き『リライト』の2番のサビがくるから今日は思いっきりやってください」と言って、そこからはもうさっきの揺れを上回る大合唱でした。
これだけの人数がアジカンを聴いていて、日々を支えてもらっているんだなあ。音楽で何が変わるかはわからないけれど、きっと少しずつ影響があって、それでみんなの人生が少しでも幸せなものになればいいなと思う、そういう思いで最近は活動している、というMCでの言葉は、リライトの大合唱のあとだからこそいっそう胸に迫るものがあった。
「みんなの人生がうつくしいものでありますように」という言葉とともに始まる「ライフ イズ ビューティフル」、本当に素晴らしかったです。本当に大好き、めちゃくちゃいい楽曲だよ……。手放しで無責任に人生はうつくしいよ! と言うのではなく、「心の底からもう歌うには悲しみがそこらでしたり顔」、そのうえで、「そんなの綺麗事って生きるには僕たちがそれぞれに光る未来を信じているでしょう」というのが……本当に……。「未だ見ぬ明日に」とか「荒野を歩け」とかが大好きなんですけど、その流れをまっすぐに汲む本当に素敵な楽曲だなと思います。いつも噛み締めながら聴いているので、ライブでも聴けて嬉しかった~!! ありがとう!!!
「転がる岩、君に朝が降る」、VOICE OF BACEPROTを聴いて色々思うところのあったのと同日に聴いたことで、いっそう染みるなと思った。そうなんだよな、何が正解かなんて誰にもわからないし時間は戻らない、それでも前に進むしかないんだよな……。好きな楽曲だからライブで聴けるの何度でも本当に嬉しい。
「ブラックアウト」、ライブで聴くの初めてなんじゃないかな!? イントロかかった瞬間にそこかしこからウワー!? という歓声が上がっていたし私も上げた。現場ではもうひたすらにテンションブチ上がっていたんですけど、あらためてセトリプレイリストで聴くと、なんというか「センスレス」に通ずるものがあるな……。
ここでKANA-BOONの鮪さんがゲストで登場して「君という花」。好きな楽曲だからめちゃくちゃ嬉しい!!! みんなもテンション高くてらっせーらっせーは再び会場が揺れるくらいの声だった。帰り際に鮪さんが後ろから一方的にゴッチにハグをして捌けていこうとしたところ、ゴッチが呼び止めて、ふたりでぎゅ……としっかりハグしてるの、めちゃほっこりした。鮪さんが捌けたあとゴッチが「なんかVaundy来た? って思ったよね(笑)『怪獣の花唄』やらないといけないのかなって、花違い」て言うのでめちゃくちゃ笑いました。言われてみれば髪型似てたし、赤とオレンジの中間みたいな色の襟つきシャツだったもんな……。
MCで前にナノムゲンのために作った曲をやりますと言ってやってくれたのがなんと「夏蝉」!!!「夏蝉」ってナノムゲンを機に作った楽曲だったんだ……!? というのと、ライブで聴けるなんて!?!!? の嵐でめちゃくちゃ嬉しかったです。
「柳小路パラレルユニバース」、いつもより気持ちゆっくりめの入りから「改札の向こうに君」のところで会場を見渡して指差して、そしてガッと始まるの、もうめちゃくちゃ良かった!!!!!! 本当に大好き………………。ナノムゲン公式アカウントが前日に「長時間におよぶフェスになります。無理なく、自由に、自分らしく楽しんでください」と呼び掛けていたのすごくいいなと思っていて、会場のモニターのアナウンスでも繰り返し映っていて、そういうフェスで言ってくれる「君らしく踊ればいいじゃない」のあたたかさ・力強さ・質量よ……!!!! アジカンが何度でも高らかに歌ってくれるオールライトが本当に、本当に大好き。柳小路といいつつ最後は出町柳の「歌えラルラルラ」が入るの、ライブならではの合体バージョンでここも本当に大好き。大合唱できてすごく幸せでした。めちゃくちゃ好きな楽曲をたくさん聴けて本当に嬉しい……。
そんなふうに幸せを噛み締めていたら始まる「Re:Re:」のイントロに、もう、テンションうなぎ登りどころの騒ぎではないのですが!? 最高最高最高すぎる。そして勢いそのまま「遥か彼方」になだれ込んでいくのもさあ~~!!!! 間奏のところで山田さんにグワンッてスポットライトが集約されていくところすごくかっこよかった。ライブ感想で再三書いてる気がするんですけど、初期の曲をいまやることによって厚みが増していたり、もっともっと伸びやかになっていたりするのを聴くのが本当に好きで……。彼らが積み重ね歩んできた日々のことを思うから……。
ここでみんなが楽器を置くので、アレッまだ「MAKUAKE」やってないよ!? と咄嗟に思ってしまったのですが、みんなも同じ気持ちだったようで、普段なら水を飲んだり一息ついたりで少しはさまるまばらな拍手がほとんどなく、ほぼ瞬時に全力のアンコールの拍手になっていて笑った。
時間をほとんど置かずに4人と女性が一緒に登場。「UCLA」、Tour2019「ホームタウン」で聴いてすごく印象深かった楽曲だったので、ここでまた聴けてめぐりあわせを感じた。光で揺らぐ水面をプールの下から見ているような……。
このゲストボーカルだったHomecomingsの畳野彩加さんも、たかはしほのかさんも鮪さんも、本来ならジャカルタ公演に出演するはずだったわけで、そんな方々がゲストで参加してくれてるのさあ~!! 胸がいっぱいになってしまう。諸般の事情で中止になってしまったこと、中心せざるをえないと決断したこと、本当に無念だったろうと思う。来年以降のナノムゲンにみなさんがバンドとして出演する姿を見られたら嬉しいなと思うし、念願の海外公演が開催できますようにと思うばかりです。
畳野さんを送り出し、入れ替わりで「俺たちのマブダチ」とLINKの2人を呼び込み。速報レポートにそのとき話していたゴッチの言葉が書いてあったので、そのまま引用させていただくのですが、
「ずっと一緒にやってきた人たちとか、Fountains of Wayneみたいに僕たちが憧れてきた世代とかが、連なりというか、川の流れのように続いていて。そのどこに自分たちがいるかはわからないけど……音楽を続けている限りは、その流れにちゃんと浸かっていたいなって。それが文化に対する自分たちのマナー。その水流を豊かにできるバンド、ミュージシャンになりたいなって思いながら、最近は活動してます」
というのが……すごく刺さった。
いつの間にか会社9年目になって中堅と呼ばれるようになってしまい、最近入った子たちはなんか無条件で私の言うことを信じてくれてしまうし、そのことにおそれを感じるとともに非常に背筋が伸びる。
アジカンは、もうずっと昔からこうやって主催のフェスに後輩世代を呼んだり、最近では滞在型音楽制作スタジオ「Music Inn Fujieda」をつくろうと活動していたり、口だけじゃなくて行動もしているところが本当にかっこいいなと思う。
なにより演奏する本人たちの姿がいつもとても楽しそうで、そういう背中を見せてくれることに、本当にどれだけ元気をもらっているだろう。もちろんいち個人ができることは少ないけれど、私もそういう大人のひとりでありたいなと思うし、なんか年を重ねても生きるの楽しそうだな~、なんか自分も大丈夫かも、と誰かが思うきっかけのひとつになれるように生きていけたらいいなと思う。
1日の締めくくりに聴く「MAKUAKE」、本当に素晴らしかったです。CDのカモンより数段アツいゴッチの「カモーン!!」がすごく良かったし、彼らが築いてきた様々な人との縁のうえにこういう楽曲が生まれたということ……。いつだっていまが一番早い。何もないなと思っても必ず毎日朝はくる。人生は何度でも幕開けられる。
私はあまりファンどうしの交流というものをしていないんですけど(友達とは音楽の話もたくさんするが)、同じ会場で、同じ時間を過ごして、そして演奏とみんなで歌う声が溶け合って……そういうものに触れたとき、感動する以外ってない。音楽ってそういう力がある、そういう力があるのがきっと音楽なんだよな。
アジカンに出会えて本当によかった。素晴らしい1日でした。すっごくすっごく楽しかった!!!!! ありがとう!!!!!!
Day2 6/1
2日連続でライブがあるって……すごい!!!!!!!
前日、幸せな気持ちでいつもよりかなり早く寝たので、めちゃくちゃ最高な目覚めだった。疲れも全然残っておらず、足も痛くなくて、最近買ったnew balanceのインソールの効果を実感した。万博で足、というか踵が終わってしまい本調子に戻るまで1週間くらいかかったのでこりゃだめだ~となって買ったんですけど、インソールでここまで変わるんだ!? ありがとう三浦大知……ありがとうnew balance……。私が使っているのは踵の衝撃緩和に特化している緑色のやつです。
ゆっくり支度をして、11時ちょうどくらいに会場に到着。前日とは比べものにならないくらいの快晴で、日向はもうめちゃくちゃ暑かった(日陰は風が吹くと爽やかだったけど)。前日ってほんとなんだったんですか? 私はヒートテックを着ていたが……。
前日は見る余裕のなかったお花を見に行ったりしてから会場内へ。すでにTHE YOUNG PUNXが会場をゴリゴリに煽っており、みんな朝イチとは思えないテンションになっていた。最後ニワトリのマスクを客席に投げ込んでいて笑った。
■ASIAN KUNG-FU GENERATION
昨日の夜にアジカンのライブに行ったのに、翌日の朝にまたアジカンのライブがあるの、何!? バグじゃん。ありがとうすぎる……。2日目は初夏の気候だったので25周年のときのハンバーガーTシャツを着ていったんですけど、同じハンバーガーTシャツを着ているスタッフさんがいて嬉しかった。
1曲目の「Loser」、エッこれやるんだ!? とびっくりしたんですが、BECK先生のカバーだったんですね。洋楽に疎すぎて知らなかった……。サビでゴッチが「今日のヘッドライナーはBECK、セットリストに入ってるか俺は知らないけど、これがみんなで歌えたらこのフェスは成功かなと思うんで。特別に歌詞を出してもらうから、みんなしっかり覚えて、今日のBECKに備えてください!」とニコニコしながら言っていた。みんなちゃんと歌って、だんだん言葉もハッキリしていって、予習バッチリだったと思います。ちゃんと覚えたよ!!
これは余談なのですが、歌詞をちゃんと読み込んで聴き込んでほしいというのはおっしゃるとおりだし前提として、でも私は長年聴いている楽曲であっても歌詞を出してほしい人間なので、スクリーンがある全バンドの全ライブに対して、サザンオールスターズ方式でお願いできませんか……と思っている。サザン、全曲必ず歌詞を出してくれるの、めちゃくちゃ優しいよ……。
2曲目でいきなり「Re:Re:」が始まり、エッもう!?!!? 早いよ!!!!!! と動揺とともに大はしゃぎしてしまった。続く「リライト」の1番サビ、前日よりは控えめ大合唱だったけど、間奏でゴッチが再び「この曲はもうみなさんのものだから、リライト、ニョロニョロ、みんなのうた、ニョロニョロだから。隣で歌われて声が聞こえないっていうのはこの曲についてはなしにしていただいて、みんな、思いっきりやってください」と言うともう2番サビは再びの大合唱。「リライト」ってもうそういう位置付けの曲になったんだなあ……と、あらためて2004年版を聴くとしみじみとしてしまう。
MCで「俺たち、昨日ここでライブしてからまだ24時間経ってないのにまたここでライブしてるっていう。建さんなんかふと隣を見たらひどい顔してた(笑)気持ちは同じつもりでも体はしっかり老いている……」とゴッチが苦笑しており、そりゃあ大変だよ……と思うなどした。
体は老いていくけれど、それでも魂はより磨かれているはず、という流れで「ライフ イズ ビューティフル」につながるの、もう何回聴いても感無量だよ…………。本当に大好き。またこの先の人生で行くライブでもこの楽曲を聴く機会がきっとあるだろうこと、本当に嬉しい。
続く「転がる岩、君に朝が降る」「ブラックアウト」「君という花」の流れまでは同じで、多少落ち着いて噛み締めることができた気がする。まあ大はしゃぎしていることに変わりはないのですが……。
ここで、くるりの岸田さん登場!! きっとやってくれるんじゃ……!? と期待していただけにめちゃくちゃ嬉しかった!! 会場も大盛り上がりでした。「Little Lennon」、生で聴くといっそうかっこよくて……!! オリジナルの「Little Lennon」って夜中にひとりでは抱え込んでいられないものが放出されていくような印象なんですけど、このアレンジだと、ちゃんと仲間がいるかんじがするというか。ことあるごとにチ。の話をしていてアレなんですけど、なんかもう、歌詞がめちゃくちゃグッときちゃったな……。
岸田さんが捌けたあと、不意打ちで「荒野を歩け」が始まり、ウワーーーーーッ!!!!!!!! となってしまった。めちゃくちゃ好きなんですよ!!!!! 1番のサビのあとにふっと自然にこぼれるように「yes we alright」が入ったのがめちゃくちゃ最高で……!!!!!!! すごく良かった!!!!!!! サーフツアーのとき、たしか「石上ヒルズ」のサビにはさまるオールライトが1番か2番のどっちかだけなくて、アジカンのオールライトは「ここで言うものだから言う」オールライトじゃない、「いま言いたいから言う」オールライトなんだ……!!!! とめちゃくちゃ感動したんですけど、それに通ずる感動がありました。というかサーフツアーの日記読み返したらこの話書いてなくて、いやなんでよ!? となった。
興奮のしきりのなか「江の島エスカー」に続き、パッとスポットライトが緑になったので、もう大興奮で声出てしまった。しいらさんとも話していたんですけど、やっぱり「江の島エスカー」ってサーフのなかでは厚待遇じゃない? 好きだからとっても嬉しいのですが、それはそれとして理由は確かに気になる。
「遥か彼方」「MAKUAKE」の流れ、本当~~~~に良かったです。めちゃくちゃ良かった……本当に……。みんなで大合唱できるのが本当に嬉しい。いまこの瞬間は、たしかにみんな同じところにいるんだなと思えるから……。
2日連続のアジカン、本当に最高だった!!!! めちゃくちゃ貴重な素晴らしい経験をしてしまった。すごく楽しかったです!!!!!!
物販を覗きに行ったら、もうシャツが軒並み完売しており、悲しみ……。事後通販を何卒お願いします……! ワンちゃんのシャツほしかった……。
お昼はもう外に行ってしっかり食べようと相談して、中華街へ。フェスの合間に中華街でごはん食べてお茶しておみやげまで買えるの、よく考えたらすごい。最高じゃん。
短時間でめちゃくちゃ満喫して会場に戻ると、ちょうどHovvdyが始まるところだった。前日よりエネルギーがほとばしってた印象だったかも。静かだねと言って観客を盛り上げたり、手拍子を促したり、前日よりも会場と一体になっている感じがした。最後、何か客席に投げてたのは見えたんですけど、セトリを書いた紙を丸めて投げていたらしい。あとでアコースティックセットのときにゴッチが「さっきHovvdyと話したら今日のお客さんの雰囲気がすごくよくて楽しかったって言ってた」と話してくれて、楽しんでもらえてよかったなと思った。
■くるり
転換のとき、他のバンドのみなさんは楽器の音の確認くらいだったのに、気づいたらセッションが始まっていて、終わったところで思わず拍手。そしてステージは真っ暗なまま、えっライブもう始まってた!? と思うような本気の歌唱が!! 「東京」、いい楽曲だ……。歌い終えたあとの拍手のなか、しっとりと「ありがとう。くるりでした」と言って去っていくところ、うふふとなった。サービス精神がすごい。
くるり、ちゃんと聴いたのたぶんほぼ初めてなんですけど、全曲すっっっっごく良かったです!!!!! 声がすごくあたたかいな、あたたかい演奏をするバンドだなと思った。あり得たかもしれない選択を横目で見ながらも、それでも自分のしたただひとつの選択を肯定してくれるような、なんかそんな印象を受けました。的外れだったらほんと恥ずかしいんですけど初見の感想ということで許されたい……。
というかシンプルにまず音楽が上手い!!!!!!!!!(そりゃそう)すごいバンドのライブに参加させてもらってしまった……。
岸田さん、リハの「ありがとう。くるりでした」とか潔さんのカレーのくだりとか、「実はナノムゲンに初めて参加します!(横浜参加したよ!? と言われ)そうだっけ? じゃあ1.5回ということで」と言っていたりとか、楽しい方だなという印象でした。MCで「同じくらいにバンドを始めたアジカンと、いまこうやって一緒に仕事をすることができているのはもう奇跡」と話していたのにグッときたし、そのあと演奏したのが「奇跡」というタイトルだったとあとから知ってもっとグッときてしまった。
これからたくさん聴きます!!
■ASIAN KUNG-FU GENERATION ACOUSTIC SET
アジカンの最後の出番。「ブルートレイン」のアコースティックバージョン、やっぱりすごくいいな……。前日と同じように手拍子は巻き起こっていたけど、すでにこのフェスの空気感ができているなかのノリノリ拍手で、これはこれでもちろんめちゃくちゃ良かったんですけど、初日しょっぱなのあのさざなみ拍手はものすごく特別で胸に迫るものがあったなとあらためて思った。
MCで、京急線で育った自分たちだけど別に羽田行きの電車というつもりではなく、若さが疾走するイメージだった。同時期にくるりが出した「赤い電車」に対抗したわけでもない……と話すゴッチに笑った。そういえば岸田さんも、同い年だけど普段は後藤さん・岸田さんと呼びあっている、仲が悪いわけではない、と話していて、なんか世間はそんなイメージなの? と笑ってしまった。
昨日とは違う曲を、と言ってやってくれたのが「海岸通り」でめちゃくちゃ嬉しかった!!! アコースティック良すぎ!!! いつもの海岸通りはうららかな春の陽射しのイメージなんですけど、アコースティックだと夕方の海岸通りだなと思う。横浜での演奏が本当に似合うな……。
最後の曲はもちろん「MAKUAKE」。ここで会場の明かりがつくの、ゴッチが前日から度々繰り返していた「みんな仲間だと思ってるから」「(藤枝スタジオの告知のあと)みんなも仲間になってください!」の言葉のとおり、ここにいるみんな、何かの縁で集った同じ時代を生きる仲間なんだよな………………となり、めちゃくちゃグッときてしまった。昨日とはまた違う角度の胸の迫りかたで……! 最後のラララがもう1周あったのも嬉しかったです。
やっぱり「MAKUAKE」はこのフェスのメインテーマだなと思うし、この先聴くたびにきっとこの2日間を思い出すのだろうな。
■BECK
曲を全然知らなくても、歌唱と演奏がパワフルでめちゃくちゃかっこよかったし楽しかった!! 前方エリアはもう熱狂の渦というかんじで、ファンにとってはそれはもう嬉しいよねえとこちらまで嬉しくなった。
舞台セットがたぶん持ち込み? なのかな? で、ステージの上にドラムとかが配置されており、高さ部分が液晶になっているから背景の映像が床までちゃんと繋がって見えるようになっているの、気合いがすごい!! と思った。
ラストのほうで「Loser」のイントロがかかった瞬間に、明らかにみんなが「アジカンでやったところだ!」(キュピーン!)となっていてよかった。私もなりました。めちゃくちゃ大合唱で、ゴッチ~! 予習の成果ちゃんと出てるよ!!!! となった。BECKもニコニコしていて、日本に来てよかったと思ってくれたかな、そうだったらいいなと思った。
一瞬舞台袖に捌けてすぐ戻ってきたなと思ったらハーモニカの超絶技巧を披露してくれてめちゃくちゃ興奮した。ハーモニカってそんなことまでできるんだ!? MCをほとんど挟まずどんどんいろんな印象の楽曲をストイックにやっていくかと思えば、ギタリストの方がお誕生日らしくてみんなでHappy Birthday to youを歌ったり、コーレスをやったり、私でも参加できる双方向のやり取りもあってとっても楽しかったです。本当にすごい方のすごいライブに参加してしまったんだな……。
初めてのフェス、本当にただただ楽しかった!! 私事で恐縮なのですが6/2からちょうど弊社で一番労働環境のブラックな部署へ異動で、異動希望なんて全く出していなかったから5月末はもう異動したくないヨォ~~!!!!! とひたすら暴れていたんですけど、間の土日がこのナノムゲンの2日間だったことで、すごく前向きな気持ちで新部署を始められた気がします。嫌だなと憂鬱な気持ちになる暇なんか全然ないまま、ただただ楽しくてたくさんエネルギーをもらって、新しい環境でもまた頑張ろうという気持ちで月曜日の朝を迎えられたのは間違いなくこの2日間のおかげです。フェスって、そう、フェスティバルなんだよな。最高のお祭りに参加できて本当に嬉しい!! いろんなバンドの音楽を一気にたくさん聴けるの、すごく楽しかった。フェスってめちゃくちゃいいな……!!
もはや、NANO-MUGEN FES.に参加してくれる皆さんのことを、お客さんというよりは音楽ファン仲間として捉えています。最高だったね!と、一緒に締めくくれましたら。
11年ぶりに開催してくれたおかげで私も参加できてすごく嬉しかったです。人生で一度しかないフェスデビューがナノムゲンで本当に良かった!! めちゃくちゃ楽しかった、最高でした!!!!! 本当にありがとうございました!!!!!

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