平安神宮御鎮座百三十年記念 Aqua Timez in 平安神宮 Special Liveに行ってきました!!! めちゃくちゃ最高だった!!!!!

今回のライブは土曜日だったので金曜日に京都に入り、まさに見頃真っ盛りの城南宮に行ったり、美味しいご飯をたくさん食べたりして観光も満喫できた! やっぱり2泊3日あるとゆっくり旅行も満喫できて良い……。
城南宮、めちゃくちゃきれいだった!!! 2枚目、シシガミ様が歩いてそうな景色が撮れてお気に入り 3枚目は光る君へに出てきた曲水の宴で鳥を流してたやつ! 新幹線遅れたせいでスーパー駆け足だったので次はもっとゆっくり見たいです pic.twitter.com/HmNYkF2Onj
— 橘ひさめ (@hisame_tc) March 19, 2025
行きの新幹線がポイント故障で小1時間くらい遅れて、城南宮楽しみだな~! とるんるんで歩いていたところ、守衛さんや神社の方々が口々に「あと15分で門閉めます!!」と叫んでいるので訳もわからないままとにかく走り、慌てて入場料払ってとにかくしだれ梅まで走るという、いきなりのイレギュラーだった。
マスクしていても香りがしてきて、本当に桃源郷に迷い込んだみたいですごくきれいだった!! ある程度さくさく進んでいけばゆっくり見られはしたんだけど、でももっとゆっくり見たかったな……。
色んな種類の椿も咲いていて、見比べるの楽しかったです。その中に源氏物語にちなんだ名前の椿たちがあったんだけど、女君の名前の椿は咲いておらず「光源氏」だけ咲いていて、ぽいな~~!!! と笑った。
あと、お庭のうねうねと水が流れるようになっていたところ(曲水の宴遣水)を見ていたときに、唐突に「あっこれ『光る君へ』で鳥流してたやつだ!!!!」と気付けて嬉しかったしテンション上がった。第34回だったらしいです。
行く前日の夜中に、アレッもしかしてライブより前に平安神宮行っておかないとお参りできないな……!? と思い至ったため(気付いて良かった)、土曜の午前にお参りへ。まだ午前中は雨降ってなかったんだけどな……。
金曜日の晴れが嘘のような曇りで、午後からは小雨。小雨のうちに古川町商店街に行ってきたのですが、「ことばの商店街」、なんて素敵な企画なんだ……!!
これはライトアップされた平安神宮と特別企画「ことばの商店街」 商店街のなかに歌詞が溶け込んでてめちゃくちゃ素敵な企画でした pic.twitter.com/18JXLuNZae
— 橘ひさめ (@hisame_tc) March 19, 2025
いろんなところに歌詞が溶け込んでいてめちゃくちゃ素敵でした。見つけるたびに嬉しくなっちゃう。そう、音楽って日常に溶け込んで人生に寄り添ってくれているものなんだよな……とジーンとなった。入ったお店ではずっとAqua TimezのMVを流してくれていて、サカナクションの怪獣ツアーのときの北九州市の魚町銀天街もそうだけど(現地には行けなかったけど)、街全体がライブを歓迎しているこの空気って本当に好きだ……!!! と思いました。
数日前からこれはもう降りますね! という天気予報ではあったのだけど、当初はライブ終わりにちょっと雨降るかな? くらいだった予報がどんどん前に早まり……。結局、ポンチョに防水ハットという私の持てる完全装備で行くことになったのですが、これ本当に良かった!! ポンチョ、まじで良い。使い捨てのレインコートより動きやすいし窮屈じゃないし、首もとのチャックを上まで全部上げてたから、手首~指以外は全く濡れなかった……! 風はなくて、ぱらつきとかではなく真剣に降っている雨くらいなら(暑くなければ)ライブ全然行けるな!? と思った! 風がなかったからか、なぜかスニーカーも全然濡れてなかった。
まじの土砂降りだったらポンチョのフードをかぶった上に帽子をかぶるのが良いと読み、実際にやってみたところ、音がめちゃくちゃ遠いし窮屈だったのでポンチョのフードはかぶらず帽子のみ。雨の様子次第で調節できそうなのも良かった。よい経験になりました。
雨ライブは初めてだったので、ここにいるほぼ全員レインコートを着ているのおもしろいな……とじわじわなった。
中に入ると、ライトアップされた平安神宮が本当にうつくしく、荘厳で、神々しかったです。雨に光が跳ねているのもきれいでした。
トイレと入場の混雑で、中に入ったのはステージと会場のお祓いが終わりかけのときになってしまった。昼間のお参りのときに椅子が並べてあるのを見たときも、本当にここでライブやるんだ……! と思ったけど、いざ会場に入ると、本当にここでライブやるんだ……!?!!? となり、なんだか世間から隔絶された不思議な空間に迷い込んだような気持ちになったな。特別な場所の独特の空気だった……!
1. 百年の樹
そして、百三十周年という奉納ライブがこの曲から始まるの、あまりにも正解!!!! 初めてAqua Timezのライブに行って生で聴いたけど、本当にまっすぐ心に届く楽曲と声と音だな……と思った。
2. 最後まで
3. 千の夜をこえて
「百年の樹」からの流れもあり、人はどこまでいっても自分ひとりで生きていくしかないけれど、孤独であるからこそ不意に他者と触れあうこともある……とじーんとなった。「BLEACH」ドンピシャ世代なので「千の夜をこえて」聴けて嬉しかった! 改めてじっくり聞くと別に思いが叶うとは言ってないんだよな……と今更ながら気付き、誠実!!!! 信頼!!!! となった。
終わったあと、太志さんが「困難な道を進むことこそが尊いことであると証明しましょう、いま、ここで」と呼び掛けて、もうテンション爆上がりでした。そしてその言葉に呼応するように、なんか雨脚が強まった気がして笑った。
4. さくら道
MCで、千年前から都がある場所でこういう貴重な機会をいただけることに感謝、という話をしたあとに、桜の名所である平安神宮で「さくら道」を歌うの良すぎる!! 去年見に行った樹齢千年の三春滝桜も思い出し、めちゃくちゃ感慨深くて……千年前から手をかけて大切にして繋いで残してきた数多の人々がいたからこそ、樹齢千年の桜も平安時代に書かれた彼女たちの文章も今ここにあるのだよな……。「桜が咲くことが幸せなことではないのです」、本当にそう……人がいようがいなかろうが春がくれば桜は咲くけれど、じゃあ千年残るかというとそうではない。そうではないんだよな……。
そういう年月に思いを馳せていたので「月と星以外は全て人間が灯すあかり」の歌詞が本当に良くて……人の思いと営み、その果てにある今……。
平安神宮でのライブという特別な場と、チ。最終回直前でそういうモードだったという相乗効果もあり、めちゃくちゃグッときました。桜はまだ咲いていなかったけれど、春の夜の雨の空気とあいまってピンクのライトアップがとてもきれいだった。この場で聞くことができて本当に良かったです。
5. ヒトシズク
6. ひとつだけ
7. カルペ・ディエム
この3曲の流れめちゃくちゃ良かった……!! 一つになりたいけどなれない、でもなりたい、でも、なれないからこそ互いに抱きしめあうことができるんだよな……。どこまでいっても自分以外は他者である以上完全に分かりあうことはできないけれど、分かりあおうと努め悪足掻きすることはできる、反対に言えばわたしたちにはそれしかできない。そしてその延長線上にあるのがきっと「”善”への鈍く果てしないにじり寄り」(ヨレンタさん)であって……。
そして「カルペ・ディエム」、キーボードとストリングスのみの演奏アレンジと夜の平安神宮という雰囲気が相まって本当に荘厳で素晴らしかったです。圧巻でした。本当に……。「百年の樹」「さくら道」あたりから、いつか過去になる今の積み重ねの先にしかよりよい明日がくることはなく、その過去が簡単に忘れ去られるようなありふれた日々であればあるほどきっとそこには意味もあって……とぐるぐる反芻していたところ、「百年経ったら今いる僕ら お互いに生きてたことさえ忘れられてしまう」が直撃したし、「お互いに仮に生まれ変わって仮に出逢ったとしても覚えてない」でウワーーーーー!!!!!!! になった。イメソンのオタクなので……。
この感想文はセトリプレイリストを聞きながら書いているのですが、本当に歌詞が良すぎる……赤線感想文だったら真っ赤になるやつ……。現地で聴いたときは音楽が真っ直ぐにからだに染み入ってひたすら静かに感激してたんですけど、改めて日常のなかで聴くと私の頭のイメソン野が「わかる!!!!!!!!」と大暴れしており大変なことになっている。そう、生まれ変わったとしても、人間をかたちづくるのはその人が積み重ねてきたすべてなのでそれはもう別の人間なんだよな!?!!? だからこそ、そこにしか、ここにしかない今が尊く得がたいものなのだという……。そうなんだよな~~~~!!!!!!! ありがとう……。
本当に覚えていることはできなくても、記憶はゼロになるとしても、「覚えていたい」と思うことには意味がある。極論、生きることに意味があるのかどうかなんて誰にもわからず、ないのかもしれないけれど、でも今に意味はあると思うこと、そうあれと願うこと。それこそが、それだけがきっと、本当に意味のある、尊くすばらしいものなのだと思います。
8. 1mm
「風をあつめて」は買ってもらった思い入れのあるアルバムで、当時(おそらく小6~中学生)からロック! かっこいい! と好きな楽曲だったのですが、改めて歌詞を噛み締めて聴くと本当に良くて……。当時の私、ちゃんと意味噛み締めながら聴いてたか!?
過去と今と未来、数多の人々の営みの積み重ねに思いを馳せるこのセトリの中で聴く「1mm」、めちゃくちゃ良かったです。「手に入れたものが消えてゆき 与えたものだけが残るのなら」にウワーーーーー!!!!!!! になった。タイムリーすぎ!! 良すぎる………………本当に……………………。
9. 真夜中のオーケストラ
10. 深呼吸の理由
11. 虹
「さくら道」から「1mm」の流れで、年月の積み重ね、残るものと消えるもの……という頭になっていたところ、ここでまた、ここにしかない自分の今をどう生きていくかというところに立ち返るの、めちゃくちゃ良い!!! もがくしかない、声をあげるしかないという「百年の樹」の歌詞に立ち返ったうえで、真っ直ぐに背中を押してくれるこの3曲が続くの、本当に胸が熱くなりました。ありがとう…………。
これは完全に蛇足ですが、今年の年始以降完全に「チ。」にどっぷりしている(アニメ14話じゃなくて、15話を見たあとに第2章を反芻したことでドハマリしたところが自分らしいなと思う)ため、「真夜中のオーケストラ」の「地面は動かない」に咄嗟にうふふとなった。今この瞬間も地球は動いているが、あなたが歩かないと前には進めない、そうだね……。ここまで書いて時間を稼ぐために一人歩いていくオクジーくんのことを思いウッッッとなった。
「真夜中のオーケストラ」も「深呼吸の理由」も本当に聴けば聴くほどしみじみと良くて……。「深呼吸の理由」、ライブでは初披露の場だったそうで、貴重な機会に立ち会えて嬉しかったです。「虹」はやっぱりテンション上がるよね~~!!! ゆっくりサビから入ったあとにガッと始まるライブアレンジ、そんなん全員好きに決まってるんだよな。奉納ライブというのもありじっくり聴き入り噛み締めるという雰囲気だったけど(私は我慢できず腕振ったりしてたけど)、これはみんなピョンピョン跳ねていて、その景色がまた素敵で嬉しくなった。クラップ2発のところ、はしゃぎすぎてたまにわからなくなっていたんだけど、ちょこちょこそういう方が他にもいてうふふとなった。
12. 決意の朝に
まあこれは絶対やってくれるでしょう!! と思ってはいたけれどそんなん消し飛ぶくらい始まった瞬間めちゃくちゃ嬉しかった!!! 「ブレイブストーリー」と「決意の朝に」で号泣した小学生だったので思い入れがめちゃくちゃ強く……。あと、近所に住んでたお兄ちゃん(おそらく当時高校生くらい)がほぼ毎晩「決意の朝に」を熱唱していたのが我が家まで聞こえてきた時期があって、そういう意味でも非常に思い出深い。
本当に良い楽曲だよ……何回聴いてもいつ聴いても本当に良い。生で聴けて本当に良かった……。一生の思い出がまた増えました。活動再開期間の間に絶対「決意の朝に」聴きたいが!?!!? となり申し込んだ平安神宮だったので、本当に染み入るように嬉しく……。すごくすごく良かったです。ありがとう……!!!!
13. 銀河鉄道の夜
私はライブの最後の楽曲をエンドロールのようなものだと思っていて、どういうエンドロールで締め括りたいライブなのかなというのを毎回楽しみにしているのですが、本当~~~~に良かったです……!!!!!
予習不足でライブではじめて聴いたのですが、Aqua Timezの楽曲と演奏は、聴くのがはじめてでもn回目でも変わらず言葉が真っ直ぐに届くのが本当にすごい。繰り返す「もっと遠くへ」が優しく、力強く背中を押してくれる、本当に素敵な楽曲だなと思いました。
そしてこのライブの最後がこの楽曲であること、改めて聴き込むほどにもう本当にめちゃくちゃ良すぎる!!!!! 過去と今とこれから……。夜の闇の中でも自分の手が見えるのは自分自身が光っているから(カードキャプターさくら)なんだよな……。
14. ALONES
と、完全にどっぷりと感動していたので、きっと時間の制約もあるだろうしアンコールがないの残念な気持ちはあるけど、これ以上なくうつくしい終わり方と素晴らしい時間を本当にありがとう!!!!!!! の気持ちになっていたのですが、エーーーーッアンコール本当にやってくれるの!?!!?!? とテンションブチ上がった!!!!!!
おそらく20:30撤収厳守だったんじゃないかと思うのですが、「ちょっとでも時間が押してたら本当に駄目なんだけど、まだ時間あるから一曲やります!」と言ってくれてめちゃくちゃ嬉しかったし、その場でみなさんで「どっちにする?」と相談してらしてうふふとなった。自然体の雰囲気が本当にあたたかくて……。前後するんですけど、どこかのMCでストリングスの方々のご紹介の流れでなぜかメンバーを本名フルネームで紹介する太志さんのくだりがあり、そのときの空気もめちゃくちゃほっこりでした。20年だもんな……。
で、アンコール何かな? とワクワクしながら相談する皆さんの背中を見て待っていたら、まさかの「ALONES」で、もう、本当に嬉しく!!!!!! ありがとう!!!!!!!! 前でも書いたけどドンピシャ世代だから……やったーーー!!!!! とめちゃくちゃ拍手した。
「自由に泳げたら」とかの一回スッと引くところ、ライブだとドラムが印象的で、スッと引くんだけどむしろテンションがじわじわっと上がっていくかんじでめちゃくちゃ良かった!!
「銀河鉄道の夜」はライブを締め括る本当に素晴らしいエンドロールだったし、それゆえに「ALONES」はまさにアンコールで、ライブって最高!!!! と思った!!
合間のMCで話していた、音楽は困難も時も超える力を持つという、その力をひしひしと感じ抱き締めた一時間半でした。本当に素晴らしかったです。
みなさん何度も何度も「この雨のなかありがとう」と言ってくれて、そのたびにこちらこそありがとうだよ!!!! と思ってひたすら拍手していた。ほとんどずっと透明テントの外で歌ってくれていた太志さんのほうが我々よりよっぽど濡れていて……。楽器とか機材とか、雨大丈夫だったんだろうか……。バンド・スタッフのみなさんこそ、風邪引かないようにお風呂であったまってゆっくり寝て!! と念を飛ばしつつホテルへの帰路につきました。
23:45からは「チ。」最終回かつ最終回直後に「怪獣」MV公開かつ公開直後は一郎さんの配信ということで遅れが許されなかったので爆速でお風呂へ。その後、ポンチョと傘を乾かし飲酒をやりライブを反芻して噛み締め、そして見た最終回とMVだったので、なんかもう私のなかで色々重なりすぎて放心してしまった。人生、本当に機運が高まるとこういうことがある……。
言葉も音楽も容易に時を超える。そういう力がある。私たちはいつでも何度でも、言葉や音楽を通じてあなたにまた会うことができる。でも、形に残らないもの、残せないもの、そして残さないことを選ぶものもある。形を取らない記憶や感情はただ消えていくけれど、その先に、不意に誰かの眼前に立ち上がることもあるのかもしれない。繋がるものと消えていくもの、知識と秘密、言葉と感情……。
相乗効果がすごくて、思い出すたびに何度でもしっかり情緒がめちゃくちゃになってしまう。なんで同日!? と思っていましたが、同日だからこその思考と情緒の畳み掛けがあり、ものすごく貴重な1日になりました。
ライブ、本当にめちゃくちゃ楽しかったな~~!!! 思い出すたびに笑顔になり、セトリプレイリストをぐるぐるとリピートしています。「ALONES」のあと、マイクなしで叫んだありがとうの声がはっきりと聴こえて、「また会いましょう! 約束!」と言ってくれて、この一度きりという時間と場を共有できてすごく嬉しかったし、人生の大切な思い出がまた増えました。
最高のライブをありがとうございました!!!
追記:公式のライブレポートもあがってた! 写真たくさんあるのうれしい!
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